10さいの頃からの病気

私は、この病気と生きるのだ。そういう宿命なのかと落胆して思ったのは、10才の時だ。
その頃は喘息も治ってなくて、勉強が苦手な私が唯一つ得意な運動も制限されていた。
私にはなんにもない。美人でもないスタイルも良くない頭もよくない男にもモテない。何で神様は私をここまで才能のない人間に育てたのだろう。そう思っていた。ただ、恵まれていたことは親が優しかったこと、ちゃんと働く親で誕生日も祝ってくれるし、病院も通わせてくれる。習い事もさせてくれる。旅行も連れてってくれる。私が生まれて1番恵まれていたことは、もしかしたら、言葉遣いの礼儀を知らないところやモラルを疑うバメンもあるけれど、親かもしれない。だから、治らない病気があっても無能でもここまでやれているんだと思う。